「色+数字」は合成のタール色素
「黄色4」や「青1」のように色の名前の後に数字がついている成分が、お使いに化粧品に入っていませんか?
それらは石油と化学物質で合成された合成着色料で、タール色素と呼ばれます。
多彩な色の表現ができるので、口紅やチーク、ファンデーションなど、ほとんどのメイクアップ用品や「トーンアップ」を謳ったスキンケア製品に入っていることもあります。
タール色素が怖い理由
タール色素は、国際がん研究機関にも認識されている発がん性物質です。
他の発がん性物質であるベンゼン、トルエン、ナフタレン、アントラセンなどが含有される化学物質などで複雑に構成されており、継続的に皮膚に塗布すると腫瘍が生じた事例もあります。
また、製造時に鉛やカドミウムなどの重金属が混入する可能性があります。重金属はがんや神経系異常などに関連している物質です。
タール色素の中には、弱った皮膚から吸収される種類や粘膜に刺激が強い種類もありますので、肌の調子が悪い時・目や口の周りへの使用時には特に注意が必要です。
タール色素はこんなものに入っています
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ファンデーション、化粧下地などのベースメイク用品
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アイシャドウ、チーク、口紅、アイブロウなどのポイントメイク製品
- マニキュア
- 日焼け止めクリーム
- シャンプー・コンディショナー
- ヘアカラー・白髪染め
- 食品(お菓子、パン、漬物、ジュースなど)
化粧品への配合は微量で、国が安全と定めた種類しか使用されていないとされており、使用には問題ないとするメーカーや消費者も多いです。
しかし、過去には食品添加物として国が認めていたタール色素に発がん性が認められたために規制が変更されたことも。
また、発疹や肌の赤みが生じるなどのアレルギー反応を起こすこともあり、安心して使用できる成分とは言いきれません。
安全性に不安があるものは使用しないほうが安心。
「色+数字」はできるだけ避けて化粧品を選ぶようにしたいですね。
私たちに力を貸してください
マイクロプラスチックはほとんどの化粧品にも配合されています。
目に見えなほど微細なマイクロプラスチックは、洗い流された後、回収もリサイクルもすることはできません。
私たちにできることは、マイクロプラスチックが入っていない化粧品を使うこと。そして、その正しい選択ができる知識をつけることです。
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