ほとんどの化粧品にマイクロプラスチックが含まれている
ある日、そんなニュースを目にしました。
ちょうどその時、メンバーの子供に突然アトピーのようなアレルギー症状が全身に発症。原因がシャンプーやボディローションではないかと疑っていました。だから、私たちはいろいろな化粧品の成分を調べてみることにしました。
そしてわかったことは、そのニュースが事実かもしれないということ。
ベビー用や子供用、敏感肌用などに関係なく、多くの化粧品にマイクロプラスチックと疑われている成分が入っていました。シャンプーやボディソープ、ボディローション、スキンケアやメイクアップ製品にも。
とてもショックでした。
知らないうちに、顔にマイクロプラスチックを塗っていたという衝撃
当然、私たち自身が使っていた化粧品にもマイクロプラスチックが入っていました。
- 化粧水
- 乳液
- クリーム
- ハンドクリーム
- ボディクリーム
- ファンデーション
- マスカラ
- アイシャドウ
- フェイスパウダー
- 口紅
有名ブランド、デパートコスメ、ナチュラル系コスメ、SNSで話題の商品、昔から売っている定番コスメ。そんなことは関係ありませんでした。
クリーンビューティーを求める海外
調べてみてわかったことは、それだけではありませんでした。
欧米ではすでに化粧品のマイクロプラスチック問題に対する消費者意識が高まっていること。マイクロプラスチックの有無が簡単にわかる携帯コスメアプリがあること。そして多くの人がそのアプリを使って化粧品を買っていること。
何より、化粧品からマイクロプラスチックを排除しようとする動きが、ヨーロッパの団体を中心に広がっているということ。
加えて、北米ではアレルギー性や刺激性が強い成分を避けようという意識も、10年ほど前からすでに高まっていました。
非営利団体や消費者・小売店が、自分たちの肌と健康、そして地球に本当にやさしい化粧品を強く求めている。そしてそれが、大きなムーブメントになっていることを知りました。
変わらない日本
一方、日本に目を向けるとどうでしょう。
「クリーンビューティー」を謳うブランドが増えてはいるものの、「エコな容器に入った今までと変わらない中身」や、マイクロプラスチック原料も配合されている「オーガニックコスメ」もありました。
アプリどころか、化粧品のマイクロプラスチック問題を取り上げる人もとても少ない状況。
当然、法律や化粧品メーカーに求める基準が変わろうとする気配もありませんでした。
私たちがほしいもの
マイクロプラスチック（合成ポリマーなど）を使えば、使用感がよい化粧品は安く大量に作れます。
マイクロプラスチックやアレルギー性が高い成分が入っていても、「無添加」「オーガニック」「ナチュラル」とアピールすることもできます。
でも、私たちが望んでいるのは、偽りの効果やイメージではありません。
自分と大切な人の健やかな肌と健康です。
そして、それを実現するために美しい地球を犠牲にすることも、望んでいません。
この状況を変えるには、私たち一人ひとりが正しい選択をできるようにならないといけないのでは。
本当のクリーンビューティーを求める人が増えない限り、改善されないのではない。
そんな強い危機感を持ちました。
CONCIO Academyで仲間を増やしたい
正しい選択をするには、正しく知る必要があります。
私たちもまだまだ勉強中。でも化粧品成分について調べれば調べるほど、もっと多くの人にこの事実を知ってほしいという思いが強まりました。
私たちが得た知識や情報を多くの人に共有したい。そんな思いで立ち上げたのが、CONCIO Academyです。
化粧品のマイクロプラスチック問題に取り組む BEAT THE MICROBEAD の本拠地であるオランダにも拠点を作りました。そして、海外の最新事情や調査、文献、ニュースで得た情報を発信する活動をしています。
あなたも仲間になりませんか？
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