ニンジン、りんご、レタスからもマイクロプラスチックが見つかる
イタリアのカターニア大学の研究チームがニンジンやレタス、ブロッコリー、じゃがいも、りんご、洋梨などのマイクロプラスチック汚染を調査しました。すると、これらの生鮮食品から相当量のマイクロプラスチックが検出されました。
果物で検出数が一番多かったのはりんご。野菜の中ではニンジンが一番多かったことが発表されました。
植物の根から侵入するマイクロプラスチック
野菜よりも果物から、より多くのマイクロプラスチックが見つかっています。その理由は、果物の樹木の方がより深く広く根を張るからではないかと推測されています。
野菜と果物から見つかった量が、ペットボトルや水道水などの水から検出された量よりも少なかったことは事実。しかし、今後さらなる調査が必要な懸念すべき事項とされました。
また、別のチームの調査では、レタスと小麦は根からマイクロプラスチックを吸収することもわかりました。
マイクロプラスチックに汚染された水は、植物の根を通って新芽に到達するのです。「植物の細胞を通るにはマイクロプラスチックは粒子が大きすぎる」。そんな通説がこの調査によって覆されました。
ニンジンや大根などの根菜はマイクロプラスチック汚染の影響をもっとも受けやすいのです。
マイクロプラスチックを食べたらどうなる?
マイクロプラスチックは製造時に安全性が確認されていない化学物質が添加されることがあります。また、それ自身にも有害な化学物質を取り込む性質があります。
もし、人間がそれを食べたら。どんな影響があるのかが心配です。しかし、人間が摂取した場合の影響は、いまだにわからないことが多いのです。
上記の調査を共同で実施したWillie Peijnenburg教授は、こう警告しています。
「野菜や果物に含まれたマイクロプラスチックは人間に直接的に影響する。」
人の健康にどう影響するかについて早急な調査が必要です。そのため、世界中で第三者団体が声を上げ、各国が動き始めています。
日本は関係ない?
これは外国で起こっている話。日本に住む私たちには関係ないと考える人もいるかもしれません。
でも、こんな事実を知るとどうでしょうか?
これまでに、日本人を含む複数国の人の排泄物からマイクロプラスチックが検出されています。また、日本のブランドを含む複数ミネラルウォーターからも。
さらに、エベレストの山頂やマリアナ海溝、北極に至るまで、世界中のあらゆる地域で見つかっています。国や地域に関係なく排出されたマイクロプラスチックが、空気や海流で世界中を漂っているのです。
それでも、日本だけはクリーンだと言えるでしょうか?実際、多くの研究者が「マイクロプラスチック汚染が及んでいない場所を地球上から見つけることは、今やほぼ不可能」としています。
汚染を食い止めるために
マイクロプラスチックはほとんどの化粧品にも配合されています。
目に見えなほど微細なマイクロプラスチックは、洗い流された後、回収もリサイクルもできません。
私たちにできることは、マイクロプラスチックが入っていない化粧品を使うこと。そして、その正しい選択ができる知識をつけることです。
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「私たちが食べているのはりんご?マイクロプラスチック?」への1件のフィードバック
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