1200種類以上の化粧品原料に「マイクロプラスチック」
化粧品の成分に使われる原料は、数万種類あるといわれています。
そのうち1200種類以上に、マイクロプラスチックだと考えられている化粧品原料があります。
こんなアイテムにマイクロプラスチックが
例えば、マイクロプラスチックの1種であるポリメタクリル酸メチル(PMMA)は下記のようなアイテムに入っています。
- 口紅
- アイシャドウ
- アイブロウ
- チーク
- ファンデーション
- 美容液
- 化粧下地
- コンシーラー など
肌表面に膜を作ってツヤがあるように見せたり、塗布時の伸びを良くしたり。
マイクロプラスチックは安くて機能的です。そのため、成分の90%がマイクロプラスチックなんていうメイクアップ製品も存在しているそう。
自分が使っている製品に何が入っているか、なぜ入っているかを見直してもいいかもしれません。
使用規制がない日本
EUやアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、台湾などの海外では2015年以降、マイクロビーズが配合された化粧品の製造販売が規制されました。それ以降も、マイクロプラスチック使用に対する新しいルールを設ける動きが活発です。
一方、日本には化粧品にマイクロビーズ使用を禁止する法律や規制はありません。2016年から自主規制が促されているだけで、対応は各メーカーに委ねられています。
しかも、規制の対象はすぐに洗い流す化粧品へのマイクロビーズ配合だけ。
歯磨き粉や洗顔料などでは自主規制をしていても、使用後すぐには洗い流さないメイクアップ製品などには、今でもマイクロビーズが配合されています。
CONCIO Academyで化粧品のヒミツを知る
CONCIO AcademyのLINEアカウントでは、LINE友だちにしか公開していない化粧品のヒミツを受け取れます。また、化粧品選びで疑問に感じたことなど、個別の質問にも答えています。