精油とは
精油(エッセンシャルオイル)は草木や花から抽出した香り成分。
植物由来なので、合成香料よりもいいイメージを持ってもらえることから、「ナチュラル」や「オーガニック」を売りにしている化粧品でよく使われています。
精油は安全?
では、合成香料に比べて、植物由来の精油は肌にやさしく安全なのでしょうか?
答えは「No」。
草花を触って手がかぶれたり、花粉にアレルギー反応が出るように、植物由来だからこそ私たちの肌や体への刺激が強すぎることがあります。
化粧品を塗った後にかゆくなったり、赤い発疹が出たことはありませんか?もしかするとそれは精油に対するアレルギー反応かもしれません。
こんな精油に要注意
スキンケア製品やベビー用などにもよく配合されている精油の中で、特にアレルギー性が高い種類をリストアップしました。
- レモン果皮油
- オレンジ果皮油
- マンダリンオレンジ果皮油
- ビターオレンジ花油
- ベルガモット果実油
- ライム果皮油
- レモングラス油
- ジャスミン油
- セイヨウハッカ油
- ニオイテンジクアオイ花油
- ダマスクバラ花油
- ティーツリー葉油
- イランイラン花油
同じ精油を繰り返し使うことでアレルギー反応が
香りが好きだという理由で、同じ化粧品を長く使うこともあると思います。ですが、長い期間、毎日同じ精油を使い続けると、アレルギー反応が突然出ることがあります。
特に上記でリストアップした精油が配合されている場合は注意が必要。
かゆみや赤みが生じたら(できればその前に)、精油が配合されていないか成分を確認してみることをおすすめします。
ベルガモット果実油は紫外線で肌にダメージを与える
精油にはレモン果皮油やビターオレンジ花油、ベルガモット果実油など、光毒性がある種類があります。
光毒性とは、肌についた状態で紫外線を浴びると肌にダメージを与える作用。日焼け・シミの原因になったり、肌に赤みやかゆみが生じます。光毒性がある精油が配合された化粧品を使う場合、塗ったあと12時間ほどは日光や紫外線を浴びないように推奨されています。
生理中や妊娠中に注意したい精油も
精油にはホルモンに似た作用を持つ種類や子宮の収縮を促す種類もあります。
ラベンダー油などには通経作用(生理を促す作用)があるため、妊娠中の使用は控えたほうがいいと言われています。
生理中や妊娠中、出産前後の肌はとても敏感。化粧品の成分に精油が使われている時には、その作用をよく確認し、注意をしながら使う・継続するの判断をするのがよさそうですね。
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精油不使用のスキンケア「CONCIO」
国内外のエビデンスを徹底的に調査するCONCIO Academy。活動をとおして、こうだったらいいのになと感じてきたことをCONCIOというブランドで実現しました。
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1200種類以上のマイクロプラスチック成分を使わない
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アレルゲンや肌刺激になる懸念がある成分を使わない
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ホルモンかく乱や発がん性の懸念がある成分を使わない
など、合計2500種類以上の成分を使わないオールインワン化粧品です。
精油も使っていない低刺激処方なので、アレルギー体質の方にもおすすめです。(すべての人に刺激が起こらないわけではありません)
「化粧品の精油がアレルギーを引き起こすかも」への5件のフィードバック
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