マイクロプラスチックには色々な種類や名前があります。化粧品に入っている種類を調べようと思っても、複雑で難しく思う人もいるかもしれません。
そこで、今回の記事では化粧品に使われていることがとても多い「アクリレーツコポリマー」について書いてみようと思います。
アクリレーツコポリマーってなに?
アクリレーツコポリマーは、いろんな化粧品に配合されています。
特に2016年に日本でマイクロビーズの使用規制が始まって以来、ポリエチレンやPET、PMMA、PVCなど「マイクロビーズ」として広く認知されているマイクロプラスチックに代わって、アクリレーツコポリマーの使用が大幅に増えました。
アクリル酸やメタクリル酸などで構成される小さい分子(モノマー)が2つ以上結合すると「アクリレーツコポリマー」と呼ばれます。
アクリレーツコポリマーは、さまざまな種類の分子と結合することができます。そのため、アクリレーツコポリマーには複数のバリエーションがあり、それぞれに異なった名前が付けられています。
なぜアクリレーツコポリマーを配合するのか
アクリレーツコポリマーを使うと、製品の透明度や弾力性が増します。
その特徴を加えるため、染毛剤、マスカラ、マニキュア、口紅、アイシャドウ、ヘアスプレー、ボディソープ、日焼け止め、アンチエイジング用スキンケア製品などによく配合されています。
- メイク製品に水や汗への耐性を加えるため
- ヘアセット製品にテクスチャと湿気への耐性を加えるため
- ヘア製品の静電気防止や粉末原料の沈澱防止のため
- ネイル製品に粘着性を加えるため
- シワ防止クリームで肌表面に膜を作るため
このような目的のためであって、肌や髪、爪などへの美容効果はありません。
原料の特性や使われている理由を知り、できるだけマイクロプラスチックが入っていない製品を選ぶのがおすすめです。
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「化粧品に配合されるアクリレーツコポリマー」への1件のフィードバック
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