発がん性物質が形成される危険性
DEA、TEA、MEAはエタノールアミン(アミノ酸とアルコールで構成される化学物質)です。
DEA(ジエタノールアミン)はシャンプーやクレンジング剤、掃除用クレンザー、洗剤などに乳化剤として使われます。TEA(トリエタノールアミン)は香料やpH調整剤、乳化剤として配合されます。
特定の成分とエタノールアミンが混ざった場合、ニトロソアミンという物質が形成されることがあります。
ニトロソアミンとは国際がん研究機関が発がん性を認めている複数の物質の総称です。人間に対して発がん性があるニトロソアミンには15種類あると言われています。
例えば、DEAは化粧品の他の成分と混ざった際、NDEAというニトロソアミンを形成する可能性があります。NDEAは皮膚から吸収される発がん性物質です。
これらの懸念から、EUの欧州委員会はDEAの化粧品への使用を禁止しました。しかし、日本では禁止されていないため、今でも化粧品に配合されています。
「DEA、TEA、MEAと化粧品の成分に書いてあれば要注意」への1件のフィードバック
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