日焼けより怖い。日焼け止めクリームに入っている成分①

その日焼け止めクリーム、毎日塗っても大丈夫ですか?

日焼けによる健康被害や美容への悪影響は、今や当たり前のように知られています。
季節や天候に関わらず、毎日欠かさず日焼け止めクリームを塗っている人も多いのではないでしょうか。

でも、毎日塗っているその日焼け止めは安全な成分で作られていますか

安全と評価されていない日焼け止め成分

2019年、アメリカのFDA(食品医薬品局)が日焼け止め成分の安全性について本格的な調査を行いました。
その結果、8種類の日焼け止め成分のうち、「安全で日焼け止め効果がある」と評価されたのはたった2種類

安全と評価されなかった6種類のうち、オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ホモサレート、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンは、ホルモンをかく乱する物質であると示す数多くの研究もあり、各国で規制に向けた調査も進んでいます。

安全な範囲を超えて配合される日焼け止め成分

アメリカだけでなく、EUでもオキシベンゾンとホモサレートの安全性に関する見解を公表しています。
それによると、オキシベンゾンは2.2%、ホモサレートは1.4%までの配合が安全基準とされています。一方、日本ではオキシベンゾンは種類によって5〜10%、ホモサレートは10%まで配合することができます。

EUの安全基準を大幅に超えていますが、現在のところ改定の予定はなさそうです。

「赤ちゃんから使える」という日焼け止め製品にも入っていることがあります

皮膚から体内に吸収される紫外線吸収剤

FDAの調査結果によると、紫外線吸収剤であるオキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ホモサレート、サリチル酸オクチル、オクトクリレン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンはすべて、肌に塗布した後に体内に吸収されることがわかっています。
使用をやめて数週間たった後でも、皮膚や血液から検出されます。また、これまでに母乳や尿からも検出されています。

それだけではありません。

オキシベンゾンにはホルモンかく乱作用、サリチル酸オクチルには強いアレルギー性があるなど、これら6種類にはそれぞれ怖い性質があります。

長くなってしまうので、各物質の危険性については、次回詳しく。

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